学校案内INTRODUCTION
教員紹介
教員紹介
冨金原 光秀Fukinbara Mitsuhide
講師

- 職 位
- 講師
- 学 位
- 修士(教育学)
- 専門分野
- 保育・教育方法技術論・造形表現・教材研究
- 研究テーマ
- 空間認知能力を育む学習教材の研究・開発、「表現」指導法における評価研究、創造性を育てる「しぜん素材」の構想と活用、土の伝統文化を理念とした造形教育の意義
- 所属学会
- 大学美術教育学会、日本保育学会、日本保育者養成教育学会、OMEP
- 主な担当科目
- 保育・教育方法技術論、幼児造形、保育とアート、教育実習指導
- 教育活動
- 保育・教育方法及び技術の授業は、従来の方法論や技術を確認するとともに、ICTを活用した新たな授業アイデアの提案やカリキュラムデザインを検討する。また、アクティブラーニングの授業では、一人ひとりの立場の違いや意見を尊重し、疑問や問題点があれば指摘しあい、ときに葛藤しながら、折り合いや合意にいたるまでのディスカッションの過程を大切にしている。
幼児造形の授業では、変化や成長を続ける子どもたちが、その時々の中で、どのような表現をしていくのかを理解しながら、実際に体全身をつかって描いたり、工作したり、また近隣の自然の中で感性を研ぎ澄ましながら、生きた素材や植物や生物の多様性と直に触れ合い、それらを観察して製作するなど、知覚を育てる「身体をともなった造形体験」について身をもって体感する。
保育とアートの授業では、保育の日常の営みのなかにある子どもの美的な表現について事例を用いて議論や理解を深めるとともに、実際に表現手段や手だてをとりアートプロジェクトを考案、創作及び発表を行う。幼少期において心をひらいたアート体験は、発達や人間形成に大きくかかわる。子どもたちが「アッ」と驚くような意外性のある材料や用具を準備したり、素材や用具を組み合わせて遊ぶアート環境を整えるなど、豊かな感性や創造力を培う保育カリキュラムを構想する。 - 研究活動
- 天然の土や砂を素材とした幼少期における造形活動について研究している。自然は美しいだけでなく、一方では怖いものとなる。昨今では自然環境の変化等も相まって、全国各地で自然(土砂)災害が増えている。「素材に対して何を求めるのか?」「素材によって子どもたちに何を学んでもらいたいのか?」を熟考した時、日本の伝統文化が培ってきた土粘土や土の素材は体全身をつかって形をつくる創造活動になると同時に、私たちの心をつくる生きた造形教育の発展を担う。土を題材とした命を守る造形体験を幼少期のカリキュラムに提案していきたい。
- 社会的活動
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子育て支援研修会講師 (2018‐2019)
フェリシアこども短期大学 国際こども教育フォーラム2018 - 主要業績
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- 【著書】
(共著)
文部科学省認可通信教育テキスト「こどもと造形Ⅰ」
豊岡短期大学 pp:13-42、p91、p105 (2017)
文部科学省認可通信教育テキスト「こどもと造形表現Ⅰ」
豊岡短期大学 pp: 20-29、pp:55-82 pp:89-96 (2017) - 【作成教材等】
色相環絵の具(ARTEO)
横浜国立大学共作 幼児・児童向け学習教材 「色相環絵の具」のデザイン及び開発
特許5565813号/PCT 国際特許取得WO2010/084873号(2012)
日本文具大賞デザイン部門優秀賞受賞 (2014) - 【学術論文】
(共著)
「色相環の絵の具」色を空間認知できる学習教材の開発:PCT国際特許:新案 絵の具の持つ色の空間認知機能=学習教材としての使用データ立証
大学美術教育学会誌 第44号 (2012) - 【教育実践記録等】
(単著)
発達の最近接領域における保育・教育方法について
豊岡短期大学論集 pp:145—150 (2016)
(単著)
子どもの自律と協働を支えるオランダのイエナプラン教育とその方法について
小田原短期大学研究紀要 第47号 pp:279-282 (2017)
(単著)
保育内容『表現』指導法における評価に関する研究~ポートフォリオ記録による内発的評価の有効性について~
豊岡短期大学論集 pp:279—288(2018)
- 【著書】